カスタネットの紐

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カスタネットの紐

カスタネット

2018/07/06 カスタネットの紐


  • カスタネットブログ、少しも更新してませんでした!

  • お時間のあるときに下記御一読くださいませ。
  • カスタネットの紐は、実はとても大切な部分です。

親指とカスタネット本体を繋げる役割だけではなく、音色にも影響します。
まず、紐が擦れて細くなってないかチェックしてみてください。

新しい紐に変えるだけで音色が良くなります。

 

 

結び方は、紐をカスタネットに通してからカスタネットを下側、紐を上側に持ち、紐を上に二本伸ばして並べて、右側のひもを左側の紐に時計回りに二回転させます。そのまま下から回転させた紐に通して上に引っ張ります。

 

紐がしっかり2回りしてることがポイント。
上に引っ張るときに、玉になった結び目を少し水で湿らせてから強く引くと、かなり強く締まります。
この締まりが悪いと、演奏してる間にどんどん緩んできてしまいます。

 

また、紐の先っちょは長くなるので、各2センチづつほど切るとよいです。
踊っていると、長い紐がカスタネットの口に挟まって音が鳴らないというアクシデントを防止する為です。
ちょん切る前に、紐がほどけないようにひと結びすることが一般的に良いようです。

 

私はこの結び目さえもアクシデントの要素になるので玉を作らずに短くしてしまいます。
衣装のフレコや、マントンのフレコに玉が引っかかり身動き取れなくなることを防止する為です。
ただし、この場合、脱着の際に、紐が抜けてほどけないように注意しなければなりません。

 

 

 

スペインで、ミラグラロ・メンヒバルから伝授いただいた裏技を2つ紹介します。

 

①カスタネットを持ちながら激しくアバニコを回す、激しくマントンを使うときにカスタネットが鳴らないように、カスタネット本体のどちらかのHOJA(※オハ、葉っぱ、カスタネットの2枚のうちの1つ。右と左、合わせて4枚のHOJAがあることになります)に、ゴムを巻きます。で、カスタネットを使うタイミングで、お客様にわからないようにゴムを取って演奏します。なので、踊りの前半の方でカスタネットを使わない構成でのみ可能な裏技です。

 

ただし、練習次第で、ゴムを使わなくても音が出ないように踊れるようにならます。
それぞれの薬指をカスタネットに挟んでおくと、マントンもアバニコも使えますし、スカートを持ってエスコビージャもしっかりできます。これまでやってみて、アバニコをクルクル回す時だけどうしてもゴムがあったほうがいいかな、という感じです。

 

ちなみによく考えてみたら、①は紐とは関係ない裏技でした😅が、せっかく書いたのでそのまま載せます。

 

 

 

②同様に、何か激しい動きをしたり、カスタネットの紐が緩んだときに直すタイミングがない時、紐を切らずに長いままで、その長い紐をさらに親指にぐるぐる巻いて指に固定する。そうすると、緩む可能性がかなり少なくなります。
私はこの裏技はやったことがありません。
ミラグラロは、テアトロでの公演で、出ずっぱりの時にやったそうです。
紐は、私はイベリアで売っているものを使っています。私はこれがベストです。
もう少し柔らかいものなどいくつかありますが、イベリアのは少し硬めでしっかりしていて良いです。
結ぶ時に穴の通す絶妙なツボがあり、何度かやってみてそのツボがわかりました。つぼを押さえたら力強く引っ張るだけです。
イベリアの紐はスルスル摩擦がないので、変にやると結んでもスルスルと緩んでるしまうのです。ちょっと口では説明できないツボなので、何度か練習してみてください^_^

 

 

紐の玉は、親指のちょうど真ん中にくるようにはめると良いそうです。カスタヌエラデルスール社のぺぺさんの奥さんが言ってました。

 

 

 

紐をしっかりさせて、カスタネットも乾いた布やペーパーで丁寧に磨いて、常にベストなコンディションで稽古することをオススメします。
頑張りましょう!

 

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