4月17日(日)、セマナサンタ(聖週間)スタートの日。天気がよく、街は人で溢れていました。
セビリアのほぼど真ん中にある「エンカルナシオン」という広場には巨大な装飾建造物が完成していました。去年はまだ工事中で、いったいどんなものが出来るのだろう、、と思っていました。
この建物は、市の公共施設らしいです。以前は、裏手に市場(10年前よく私も通っていた市場です)がありましたが、閉鎖され、この施設内に移動した、とのことです。
セマナサンタの期間、パレードのある道は、見物する人が場所を確保し、通行禁止になる場所が沢山あります。メインストリートは、椅子を予約購入した人だけ入れます。
夕方以降、ちょっと中心部を歩くと、パレードの四面楚歌に遭遇し、なかなか帰れなくなります。
セビリアの100近くある教会から、それぞれのマリア様やイエス様の像を厳粛に担ぎ出します。(一週間のタイムスケジョールが決まっています)
イエス様が亡くなる直前の姿を映し出したもので、みんなが同じ気持ちで像や十字架を担ぎ、長い時間街を歩きます。
イエス様は死へ向かう苦行の道を信念を持って歩きます。マリア様は、息子の死を悲しみ嘆き涙を流しています、、、
スペイン全土で一斉に行われる大切な行事です。アンダルシアは、どちらかというと、明るい雰囲気で行われ、マリア様も少し和らいだ表情だそうですが、北部はもっと暗くもっと悲しくマリア様も更に暗黒の表情をしている、とのことです。地域によって特色があるようです。
街はローズマリーの香りと楽曲隊の音楽で、イエス様のパレードを見守ります。